令和3年10月5日に開催された横須賀市議会定例会では、さまざまな議案が審議され、重要な決定が行われた。
議案第114号から第125号までの12件が一括で議題となり、特に一般会計の決算及び各特別会計の決算についての意見が多く寄せられた。
予算決算常任委員長の伊関功滋氏は、コロナ禍の影響を受けた業務執行の在り方について質疑が行われたことを報告した。議案第114号では、2020年度の一般会計歳入歳出決算が認定され、質疑でコロナによる影響が明らかになった。特に、支出の中で不適切な運営が見つかったことが指摘された。一般会計としての透明性に対する重要性が強調された。
続いて、教育委員会委員選任についての議案第126号が提案され、荒川由美子氏の再選任が決定された。このことは、教育の質を維持するために重要な措置であると評価された。
さらに、猿島公園におけるトイレ新築工事についても議論が展開された。大貫次郎議員は、約7,000万円の減額についてその理由を説明し、設計の見直しが功を奏したことを強調した。しかし、工事が急務ではないとする意見もあり、慎重な検討が求められている。
伊関氏は、予算決算常任委員会から7件について全会一致の支持を得て可決を報告した。特に、地域医療に関連した補正予算は重要な支出であるとして、運営費の助成が決定された。
議長の大野忠之氏は、全体の業務が滞りなく進行していることに一定の評価を与えつつも、議会活動には時折厳しい目が必要であるとの見解を示した。
次回会議は11月29日に予定されており、さらなる議論が期待される。