令和5年9月定例議会において議会のICT化に関する重要な協議が行われた。
今後の検討事業として、さまざまな施策が話し合われた。具体的には、議場への新たなシステム導入と大型スクリーン設置は現状どおりとし、電子採決の導入については再度協議することが決定した。これに対し、意見を述べたのは議会ICT化運営協議会の委員たちである。特に、山田 太郎委員は、システム更新が必要であることを強調した。
さらに、自動文字起こしの表示や内容公開についても、今後の技術革新に応じて協議することが確認された。また、ピンマイクの使用は導入しないものの、音響改善のための方法を模索することになった。
動画配信についても多くの意見が寄せられ、議会の動画配信を市民参加型にすることは現状のままとされた。加えて、リアルタイム配信時の視聴者数や再生数の表示、映像の質の向上についても、引き続き検討が進められることとなった。特に、鈴木 花子議員は映像のクオリティ向上の必要性を強調した。
更に、議会中の資料閲覧方法の改善も課題として浮上した。資料のクラウドストレージのリンクによる改善案が次回の議会で提示されることが決定された。これに伴い、田中 翔子市長は、デジタル分野でも進化を続ける必要性があると述べた。
最後に、新たな技術であるChatGPTやメタバースの導入については、現状維持としつつ、利用事例の講習を検討することとなった。今後のICT化に向けた取り組みについて、再度協議し、持続的な改革を進める必要があると全委員が一致した。次回の日程については、改めて正副委員長で調整することが確認された。