令和4年3月定例議会において、新型コロナウイルス感染症対策検討協議会が開催された。
この会議では、市議会のオンライン会議の実施に関する問題が主な議題として取り上げられた。議事課長は、課長級以上が使うパソコンではセキュリティ上の理由からZoom等に接続できない難点が説明された。大村洋子委員は環境面の課題について質問し、議論が続いた。庁内の会議室が限られており、十分なスペースが確保できないと指摘した。
続いて、大村委員は、オンライン会議実施のための条件について重ねて尋ねた。そこでは各部に貸与されているパソコンが1台のみであり、それを用いた場合でも、十分な環境が整わないとの声が多く寄せられた。二見英一委員は委員会室のインターネット回線の利用について確認したが、やはり人員の配置が問題であるとの見解が示された。
小林伸行オブザーバーは、現状の議論が不足している可能性を指摘した。しかし、複数の委員から環境確保の難しさや、すでに決定された方法との整合性を理由に、この新提案には同意しない意見が相次ぐ。田辺昭人委員は「感染対策に適した環境を確保することが難しい」と述べ、オンライン会議の実施にはやはり現行の方法が望ましいとした。
最終的に、市議会としてのオンライン会議の導入については協議が継続されることとなり、必要に応じて協議を行うことが確認された。話題は次回日程について移り、今後は協議の必要性に応じて適宜開催されることで合意が得られた。最後に出席者は散会し、会議を終了した。