令和3年5月25日に開催された新型コロナウイルス感染症対策検討協議会では、市の対策について多くの問題が議論された。
主な議論の一つは、ワクチン接種予約の周知方法である。大村洋子委員は、スーパーマーケットやドラッグストアでの放送を提案したが、防疫企画担当課長は実施の可否は検討するとした。
また、接種券に医療機関一覧の同封については、現状の準備状況から実施は難しいとの意見が出た。二見英一委員は、接種会場情報が分かりやすくするため、新たにQRコード対応を求めたが、実現は難しい見通しであるという説明がなされた。
さらに、接種券送付時に予約受付開始日を記載しなかった件についても、健康部長は、100%の接種率を目指しての決定であることを強調した。しかし、一方で市民からの混乱の声があったことも事実である。
また、接種券の返送に関して、不達のままの件がまだ98通残っており、さらなる努力が求められている。田辺昭人委員は、追跡調査の重要性を訴え、その必要性を確認した。
ワクチンロス対策についても言及され、特に医療従事者や基礎疾患を持つ人々の優先接種に関しては、今後の県のガイドラインに基づく柔軟な対応が求められる。
大規模接種センターへの申込状況やその影響についても質疑があり、接種券を持つ市民は同様に手続きを進めることができることが確認された。