令和5年の横須賀市議会第3回定例会が開催され、市長である上地克明氏が6年間の市政運営の振り返りを行った。
この間、新型コロナウイルスの影響により市政運営は多くの課題を抱えていたが、その中でいくつかの施策が進行していることも強調された。特に、横須賀市の地域経済の活性化に向けた取り組みが注目される。市長は、東京九州フェリーの就航により新たな物流、人流が生まれ、横須賀市の機会が拡がっているとも述べた。
続いて、来年度の横須賀市予算である令和5年度予算案についても説明が行われた。この予算には、市民生活を守るための施策や新たな財源確保に向けた取り組みが盛り込まれている。特に、財源確保を多様化する方針のもとで、過去の経験を活かした多くの補助金獲得が目指される。また、民間企業との連携も記事の中で強調され、広告収入獲得につながる新たな政策が期待される。
今回の議会では、特に「海洋都市」と「音楽・スポーツ・エンターテイメント」を二つの柱として据え、横須賀市が持つ地域特性を生かして、新たなまちづくりを進めたいという姿勢も示された。例えば、横須賀パレードやウインドサーフィンワールドカップなど、地域の特色あるイベントが経済波及効果をもたらすという期待が語られた。上地市長は、横須賀市のブランド強化につながる施策や市民の地域への愛着を高める方策についても意欲を見せた。
また、障害者の自立支援や健康維持にかかる施策が強調され、市や地域と共に応援し合い、全ての市民が暮らしやすい環境を醸成する必要があると話した。市長は地域の活性化を図るために、地域住民との結びつきを重視し、地域のニーズに応じた施策の充実を目指すと言及した。特に、街区公園を活用しての地域のつながりを深める活動は、健康寿命の維持向上にも寄与すると考えられる。
最後に、上地市長は「横須賀に対する自信や誇りを取り戻し、全力で未来に向けた施策を実現していく」という決意を示した。市政運営においては、困難な状況を克服し、未来の発展を目指して多角的な政策提案を進めていく方針が確認された。