令和3年9月16日に行われた横須賀市議会の議員政治倫理審査会では、条例に関する重要な審査事項が議論された。
まず、条例第3条第3項の違反行為についての審査が行われ、違反が存在すると認定された。この認定に基づき、条例第7条第4項に則り、必要な措置について協議が進められた。具体的には、小林伸行議員が調査請求者に書面で謝罪し、その謝罪文を自身のウェブサイトで掲載するよう勧告することが決定され、議長に報告する際にはその理由も付記されることとなった。
次に、横須賀市大楠漁業協同組合及び湘南サニーサイドマリーナ株式会社からの調査・厳正処分要請が協議された。その中で、議員としての倫理に反する行為が認定され、以下の3点が特に問題視された。まず、扇情的な内容を知りながら、写真週刊誌の記事を転載したチラシを作成・配布したこと。また、許諾を得ずに他人の個人写真をチラシに掲載したこと、さらに自身のウェブサイト上で噂の情報提供を求めた件も挙げられる。
このような行為に対し、議長から小林伸行議員に厳重注意するよう求めることが決定された。調査結果報告書の作成も進められ、次回の審査会における協議が予定されている。次回の日程は、9月29日(水)の午前10時に設定されている。