令和2年12月定例議会の議会ICT化運営協議会では、オンライン会議の推進が重要な議題となっている。
協議事項では、オンライン会議の実施に伴うさまざまな課題が浮上した。まず、条例改正案については、大阪府議会の委員会条例を基に修正が行われ、次回の事務局案提示を予定していると発表された。
さらに、育児や介護に関連したオンライン会議の開催については、今後も検討を進めることが確認された。また、テレビ電話による表決は、事務局案通りに進められることが決定した。
試行を重ねることで運用に支障がないことの確認は行われるものの、最終的な結論は出さず、引き続き課題抽出と改善策の検討が求められている。
関連規定の改正については、原則として事務局案を参考にする方針が示された。これに関連し、次回12月の定例議会最終日に本会議への上程に向けて、具体的な要綱が提示される予定だ。
議会のICT化に関する今後の検討事業については、市議会LAN端末の生体認証機能の利用は現行機種のハードウェア制約から行わないことが決定された。次期端末の更新時に改めて検討するという。
次回会議は12月1日午前10時からオンラインで開催される。協議会は、オンライン会議の普及とともに、ICTの利活用を進めることで市議会の運営を効率化しようとしている。