令和5年3月24日、横須賀市議会では令和5年度予算案や請願についての審議が行われた。この日は、特に「田浦小学校の存続」「横須賀石炭火力発電所の稼働中止」「みんなの家」の三つの請願が注目される。
議案第16号では、4,300万円の予算が計上された。一方、議案第17号から第26号までの多くも順次審議され、ほとんどが原案通り可決された。特に、議案第19号は介護保険費予算として高齢者の増加に伴う予算を強化したものとされ、市民福祉の充実に向けて支援を明確にした。
請願第1号、田浦小学校の存続についても強く支持されている。教育環境を守ることを掲げ、地域住民が強い関心を示した結果、請願者の期待に応える形で中止を求める意見も多く出された。一方、請願第2号の石炭火力発電所稼働中止については、一部の議員から発言があり、地域の環境問題と経済効果の天秤が心配される。
特に井坂直議員は、「小児医療費助成の対象年齢を18歳まで拡充したことは大きな前進であるが、その他の予算案は見送りが多い。」と述べ、最優先で市民福祉を考慮する必要性を訴えた。
請願第3号の「みんなの家」に関しても、具体的な施設の存続についての要望が強く、反対意見も存在し、市民の声の重要性が再認識された。各常任委員会からの報告を受けて、議会はそれぞれの請願について細かい質疑を重ねていく。
最後に、議事の整理についての質疑・討論が行われ、議案及び請願などが、全体として重要であることを再確認する機会となったことが印象的であった。