令和3年12月に開催された子どもの権利検討協議会では、条例素案に関する前文の修正が行われた。
この協議会では、前文の内容について詳細な審議がなされた。協議の結果、1段落目の「生まれた瞬間から」は削除されることが決定された。2段落目に関しては、「使う言葉も、皮膚の色も、体格も、性格も、一人ひとりが違っている」という部分から変更が加えられ、要点をより明確にする形で修正が行われた。
さらに、3段落目では国際的な子どもの権利が保障されていることを強調した上で、一部の表現も修正され、「発露」が「表現」に置き換えられた。同様に、4段落目の内容も見直され、「顕在化し」が削除され、「深刻な」という表現が追加されるなど、全体的な文意を向上させる方向で修正が進められた。
この日は、理事者からの意見聴取も行われ、重要な議題として取り上げられたことが特徴的である。次回日程や出席する理事者についても協議が行われ、令和3年12月7日(火)の午前10時からの開会が決定した。出席する理事者としては総務部への依頼がなされることとなった。
条例の策定に向けたこの協議会での意見交換は、子どもたちの権利を具体的に具現化し、地域社会全体の理解を深めるために不可欠である。