令和3年9月定例議会の子どもの権利検討協議会が開催された。
会議では、条例素案に関する協議が行われた。各委員からの意見と出席した理事者の所見を合わせ、いくつかの決定が下された。具体的には、第10条について条文が修正されることになった。文言は「児童生徒」から「子ども」に変更され、また「教育・指導」は「指導・支援」へと改められることとなった。
さらに、解説部分も見直され、「団体行動」は「集団での学び」に、「子どもに必要な支援することに」は「子どもに必要な支援をすることに」に変更される。加えて、「人間社会」の「人間」や「授業のみならず」という表現は削除されることになった。これらの改正は、より分かりやすい条例作成を目指すものであるとの見解が表明された。
次に、市民意見聴取の実施に関しても協議が行われた。案に沿って広報広聴会議への開催申し入れをすることが決定された。市民の声を反映し、より多くの意見を取り入れる姿勢が強調された。今後の条例案作成に向けた重要なプロセスとして位置づけられている。
また、会議では次回の日程と出席理事者に関しても話し合われた。令和3年8月19日(木)午後1時に開会することが決定され、出席する理事者として市民部、こども育成部、こども家庭支援センターが選ばれた。委員の一人、堀りょういち氏から中学生向けのアンケートに関する提案が行われた。次回もその点を再度協議することが決まった。