令和3年12月に行われた定例議会の議会ICT化運営協議会では、複数の重要な議題が協議された。
最初に、市議会LANシステム等の更新が決定された。この更新により、議会の運営効率が向上することが期待されている。
次に、議会ICT化基本計画について協議された結果、委員会中継の簡素化は行わず、経費の節減に向けた調整が進められる見込みである。一方、委員会録画中継の切り分けやオンライン中継への対応については次回再協議することとなった。この点について、鈴木 花子議員は「より良い環境を整えるためには、議会の生配信の質を高めることが重要だ」と述べた。
また、個別のオンライン出席には対応しない方針が示され、参加のハードルが引き上げられる懸念も見られる。議会のシステム更新が進むなか、育児や介護といった理由により出席が困難な議員にとって、この判断は影響が大きいと言える。
インターネットによる録画中継期間についても、次回再協議が必要とされた。これに関連し、山田 太郎市長は「録画中継の利便性を高めつつ、市民への情報提供を充実させることが目指される」と語った。
最後に、次回の議題に関しては、来年の3月定例議会の日程を考慮しながら正副委員長が調整することが決定された。また、議場におけるワイヤレスマイクの常時設置についても、議会局からの報告があり、了承が得られた。これにより、今後の議会運営における利便性が一層向上する見込みである。