令和3年3月、新型コロナウイルス感染症対策検討協議会が行われ、感染症対策に関する重要事項が話し合われた。
最初に、市の新型コロナウイルス感染症対策について確認された。市長室長は、コロナウイルスに関する情報発信の重要性を強調し、特にNHKのデータ放送を通じた情報提供の普及状況について説明した。市民が家庭で容易に感染状況を確認できるよう、広報活動を行う方針が示された。
続いて、西郷宗範委員が、データ放送の見方や周知方法についての調査を提案し、消費者への情報提供の拡充が求められた。市長室長は、LINEを用いた情報配信も検討中だとし、市民への情報提供方法の多様性を確保する旨の発言をした。
更に、二見英一委員が国や県の中小企業支援制度に関する問合せ状況を確認し、昨年春に比べ事業者の理解度が上がり、問合せ終了数が減少していることを指摘した。
また、教育委員会からの報告が続き、学校内の歌唱や楽器演奏に関する感染防止対策が説明された。リコーダーの演奏はパーティションを使用して行うこととなり、感染リスクを低減できるよう工夫がなされていることが明示された。
協議の後半では、米軍受入に関する発言があり、米軍関係者が日本に入国する際の感染防止策が説明された。米軍関係者に関し、感染拡大のリスクは低いとの説明があったが、議員からは市民の不安を取り除くため、情報公開のさらなる充実が求められる意見が出た。
さらに、外部の学童クラブと学校内の学童クラブの利用条件に違いがあるとして、利用基準を統一するべきだという意見も多数挙がった。特に、教員の指導のもとで同じ施設を使うことができることから、両者を同等に扱うべきという強い意見が表明された。
協議を通じて、横須賀の新型コロナウイルスに対する対策が確認され、市民への情報提供、支援制度、感染防止策についても議論がなされた。次回は2月18日に開催される予定で、市民の意見をより反映した形での政策が期待される。