令和5年5月15日、綾瀬市議会が臨時会を開き、多くの議題が審議された。特に、議長と副議長の選挙、新設する特別委員会の設置、大幅な補正予算を伴う専決処分の承認が中心的な内容となっている。
この日の会議では、まず議長の選挙が行われ、古市 正議員が新しい議長に選任された。古市議長は就任の挨拶で「公平かつ円滑な議会運営に努め、市政及び市議会の発展に全力を尽くす」と抱負を述べた。続いて、副議長には三谷 小鶴議員が指名され、同様に挨拶を行った。
午後の会議の中で、9件の専決処分が審議され、新型コロナウイルスに関する特例措置が取り入れられた。第18号議案では、綾瀬市介護保険条例の一部改正が承認され、65歳以上の第1号被保険者の保険料減免措置が延長されることが決まった。また、第19号議案では、国民健康保険税条例の一部改正が承認された。この改正により、低所得層への保険税負担の軽減が図られることになる。
市長は新型コロナウイルス感染症法上の位置づけ変更以降の経済活動の拡大と、市民福祉の向上を図る施策についても言及した。特に、経済活動の活発化に潜在的な期待が寄せられている。
さらに、第20号議案、令和5年度綾瀬市一般会計補正予算の承認が討議され、低所得の子育て世帯に対する特別給付金の支給が計画されていることも併せて説明された。この支援策では、各世帯に5万円の給付が予定されている。
また、特別委員会の設置についても議論があり、基地政策に関する調査研究を担当する新たな委員会が設置される見込みで、次回の会議で権限や役割についての詳細な議論が続けられる予定だ。