令和5年12月定例会が綾瀬市議会で開催され、物価高騰対策や交通事故防止対策など、重要な議題が討議された。
一般質問では、天笠哲史議員が物価高騰対策における重点支援交付金の活用に関して発言した。天笠議員は、物価高が市民生活に与える影響を強調し、国の補正予算を受けた市民支援の具体策としての重要性について述べた。市長の古塩政由氏は、すでに給付金や補助金などの支援措置を講じていると述べ、委ATAKも必要な事業の展開を図っていく意向を示した。特に低所得者層への手厚いサポートが必要であり、対応策の迅速な実施を目指す。
次に、天笠議員は交通事故防止対策について言及した。綾瀬市では車両の増加とともに交通事故が増加しており、事故防止の必要性が高まっている。市長は、高齢者の運転免許自主返納支援を含め、地域全体での交通安全対策の推進が不可欠であると応じた。また、道路標示の改善や注意喚起を促す施策が必要であるとの見解を示した。
さらに、野田広吉議員は可燃ごみの取組について質問し、リサイクルの重要性を訴えた。市長は可燃ごみの減量化や資源化の取組について、これまでの実績を踏まえたうえで、さらなる改善策への意欲を示した。特に、生ごみのリサイクルについての具体策と市民の協力の重要性を重視した。
最後に、公共施設のトイレ整備についての質問が行われた。近年のニーズに応じたトイレの整備が求められており、ユニバーサルデザインの観点から、市民が快適に使用できる環境づくりが重要であると強調された。市長及び関連部長は、今後同様の整備を進める意向を示した。