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綾瀬市議会、がん予防対策と高齢者福祉を議論

綾瀬市議会で子宮がん予防対策やごみ収集管理負担、高齢者福祉について議論。市は新施策の検討を表明。
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令和5年9月25日、綾瀬市議会が定例会を開催し、子宮がん予防対策やごみ収集、県営綾瀬寺尾団地の公営住宅建て替え工事に関する周辺対策、高齢者の健康と生きがいづくりについて議論が行われた。

内山恵子議員が子宮がん予防対策について質問を行った。内山議員は「がんの早期発見やリスクに応じた検診が重要」と述べ、特に子宮頸がんが20代女性に多いことに触れ、子宮がん予防にはワクチン接種と検診が重要との見解を示した。市長の古塩政由氏は、「子宮頸がんはウイルス感染が原因であり、ワクチン、HPV検査、定期検診が効果的」と答えた。

内山議員は、「HPVワクチン接種状況についてのデータを求め、昨年度の定期接種対象者377人中28.1%、キャッチアップ対象者1万1,310人中1.9%の接種率を明示した。」「市としてのワクチン接種とがん検診周知の重要性を強調。特に2023年からHPVワクチン接種の推進が急務」と述べた。

次いで、橘川佳彦議員が「ごみ収集管理に関する自治会の負担」について質問。彼は自治会の加入率が約66%と低下し、掃除作業やルール違反に対する負担を軽減する必要性を指摘した。市長は自治会の負担について重く受け止め、負担軽減策の検討を表明。さらに、公共施設への資源ごみ収集場所の設置の可能性を今後調査する意向を示した。

橘川議員は「県営綾瀬寺尾団地公営住宅建て替え工事の進捗状況と周辺対策」についても質問。市長は、遊歩道整備等を含む地域住民への重要性を強調し、県営団地との連携を図りながら進めていると述べた。

最後に、高齢者の健康・生きがいづくりについて橘川議員が質問。福祉部長の比留川龍氏は「高齢者の会員数が減少し、移動手段の確保が必要」とし、それに対する支援策を進めることを明言した。高齢者の生きがいや健康づくりのために、新たな施策も検討していく考えを示した。

今回の市議会では、がん予防対策や高齢者福祉に関するさまざまな視点からの議論が展開された。市は、地域のニーズに応える形で、多様な施策を検討し、実施に移していく方針を示している。

議会開催日
議会名令和5年9月綾瀬市議会定例会
議事録
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