令和元年5月15日、綾瀬市議会の臨時会が開催され、重要な議件が審議された。
この日は新たに選任される新議長と副議長の選挙が行われ、多くの注目が集まった。議長には松澤堅二氏、副議長には橘川佳彦氏が選出された。松澤氏は就任挨拶において、「公平かつ円滑な議事運営に努める」と述べ、任務の重要さを強調した。
市長の古塩政由氏も挨拶を行い、新議員の皆様を歓迎した。古塩氏は「市民福祉の向上と市政発展のため、議員の活躍を期待する」と話し、議会と行政の連携の重要性を訴えた。
その後、常任委員会委員や特別委員会の設置などの案件が審議された。特に基地政策特別委員会については、厚木基地関連問題に対処するための委員が指名された。この特別委員会では、基地から発生する諸問題の調査研究を試みる。
午前中には、介護保険に関する専決処分(第22号議案)や、国民健康保険税の改正に関する専決処分(第23号議案)も承認された。特に介護保険に関しては、低所得者層を対象に保険料の軽減を図る内容が盛り込まれた。福祉部長の見上孝雄氏は、今回の改正は5,616人の被保険者に影響を与え、財政的にも3,400万円程度の負担軽減につながると説明した。
その後の議程では、監査委員の選任が行われ、武藤俊宏氏が新たに選任されたことが承認された。また、質疑や討論が行われないまま、議案は議場でスムーズに進行した。全体として、議会の動きは迅速に進められ、すべての議事が無事に終了したのち、臨時会は閉会した。議員たちは新たな任期に対する責任感を新たにし、今後の活動に期待を寄せている。