令和4年5月11日、綾瀬市議会は臨時会を開催した。
会期は1日間と決定され、重要な議題がいくつか上がった。
これには、副議長の辞職や新任副議長の選挙、特に綾瀬市介護保険条例の改正に関する専決処分の承認が含まれている。
議長の橘川佳彦氏は、会期決定について「異議なし」との声を受け、あっさりと合意を確認した。続いて副議長の辞職について、古市正副議長が「一身上の都合により辞職したい」との辞職願を提出し、これも異議なく承認された。
新たな副議長には、齊藤慶吾議員が指名され、議場での挨拶では「議長の補佐役として、公平かつ円滑に運営いたします」と決意を表明した。
議題は進行し、市長の古塩政由氏が介護保険条例改正について提案した。新型コロナウイルス感染症に伴う保険料の減免特例が延長され、緊急性から専決処分が求められる状況であると説明した。
福祉部長の見上孝雄氏は、この条例改正に関する具体的な内容を報告。新型コロナウイルス感染症による特例措置が令和5年まで延長され、関連する文言の整理も実施すると述べた。質疑応答では、松本春男議員が保険料減免の実績や申請の遡り可能な期間について質問。部長は令和3年度に収入減少による減免が25件あったことを明示し、事業収入減少に関しては23件・18件と詳しい説明を行った。
この日の会議では、議題追加もあり第25号議案、すなわち監査委員の選任についても審議された。内山恵子監査委員の辞職に伴い、新たに佐竹百里氏が選任されることが決定した。議会全員の賛成を得て、議会の運営への影響を事前に懸念していたが、すべての議案が承認され順調に進んだ。
最後に、議長は「これをもって全ての議案が終了した」と述べ、午前10時23分に臨時会が閉会した。