令和5年3月の綾瀬市議会において、複数の重要なテーマが提起された。
特に注目されたのは、デジタル化、道の駅、高齢者支援、一方でごみ収集の課題や公共施設の再編計画についての討議である。特に、高齢化が進む中での高齢者支援については、委員から多くの意見が寄せられた。
井上賢二議員は、デジタル化の重要性を強調し、特に行政のデジタル化に向けた取り組みを求めた。古塩政由市長は、デジタル化の進捗について、行政窓口でのデジタル手続を簡素化するため「書かない窓口」の導入を進める意向を示した。
道の駅に関しては、市民の関心が高いことから、道の駅のビジョンについて市長が見解を述べ、事業計画の進展状況を共有した。
さらに、高齢者支援に対する取り組みとして、ソーシャルメディアやデジタル技術を活用した健康管理や情報提供の重要性も論じられた。高齢者向けの24時間健康 дヤルの周知不足が指摘され、情報発信の強化が求められた。
また、古市正議員は、環境に配慮した防犯カメラ設置の補助について言及し、地域防犯意識の向上を訴えた。さらに、不登校とひきこもりの問題に対しても、発達障害を抱える子供たちを対象とした支援制度の充実が必要であると強調した。
今後の取り組みとしては、障害者雇用の状況に関する質問もあり、地域企業の法定雇用率の達成状況や、自市の職員の障害者雇用計画の進捗に関して入念に議論がなされ、職場環境の整備や就労支援が重要であると再確認された。
さて、議長の発言として、市道の適正な管理についての意見も述べられ、多くの市民から交通安全対策の要望が寄せられた。特に新たに開通した綾瀬スマートインターチェンジ周辺での交通量増加に対し、具体的な対策が求められている。
総じて今回の議論では、高齢者、障害者、そして市民全体に向けた具体的な支援策が話し合われ、今後継続的な取り組みが期待される。今後、議会での議論が実行に移され、地域の課題解決に向けた取り組みが進むことが求められる。