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高松市議会、地域と観光振興の議論を深める

令和元年第3回高松市議会が開かれ、地域公共交通や外国人観光客の消費拡大等の重要議題が取り上げられた。市の取り組みが期待される。
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令和元年第3回高松市議会が7月3日に開会した。議会では、地域公共交通や外国人観光客の消費拡大、幼保連携型認定こども園に関する議案が取り上げられた。今後の交通政策や観光促進策には、市民の視点が反映されることが期待される。

5番議員の山下誠氏は、「地域の公共交通について」質問を始めた。本市の総合都市交通計画に関しては、鉄道を基軸にバスをフィーダーとして運行する新たなモデルが提唱されている。一方で、北西部には鉄道がなく、基幹バス路線の存続が不可欠と強調した。市の考えを尋ねると、北西部の基幹交通機関としてのバス路線の維持を確認した市長は、交通事業者との協議・調整を進める方針を述べた。

次に、山下氏は外国人観光客の消費拡大に関し、県内での外国人宿泊者数が前年比9.3%増であることを紹介した。外国人観光客が求める情報発信と地域の食文化の魅力を伝える重要性を訴えた。市は、観光情報サイトや飲食店情報の充実に努めていることが明らかにされた。経済的な波及効果を最大化するために、外国人観光客の受け入れ体制をどう整えるかが今後の課題である。

また、山下氏の質問の中で幼保連携型認定こども園についても言及された。本市は整備基本計画を策定し、幼稚園・保育園の一体化を進め,質の高い教育・保育の環境確保に向け努力している。この計画に基づく職員の教材は94%が免許を保持しており、教育の質を保つための取り組みがなされている。

最後に、勝賀城跡に関する議論がなされた。調査経過と成果について報告があり、今後国史跡指定に向けた取り組みも継続される。市民の地域歴史の理解と興味を深めるための文化財の活用方法も検討していることが報告された。このように多様な議題が討議され、市政の透明性向上と地域の民意の反映を図っていく意向が示されている。

議会開催日
議会名令和元年第3回高松市議会
議事録
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