令和2年12月18日、釜石市議会は定例会を開催し、多数の議案を審議した。
主な議題の一つは、釜石市が提案した「少人数学級」の実現を求める意見書の提出であり、千葉 榮議員が提案理由を説明した。
「新型コロナウイルス感染防止対策により、学校の教室が密集状態になることは避けなければならず、40人学級の現在の形態では身体的距離を確保することが難しい。」と述べ、少人数学級の必要性を強調した。
また、コロナ禍の中、経済状況が厳しくなっている状況において、「ひとり親世帯臨時特別給付金事業」に関する議案も採決が行われ、既に支給を受けていない個人への通知が急がれている状態だ。
港湾事業に関しても、釜石港はポート・オブ・ザ・イヤーを受賞したものの、依然として認知度の低さを克服するための奨励金制度が必要であり、さらに多くの企業が新たに釜石港を利用し始めている点が報告された。これは、地域経済の活性化に寄与するものと期待されている。
また、一般会計補正予算には、職員の過重労働改善に向けて、業務効率化を図るための施策が含まれている。
特に、電子化推進事業では、業務のデジタル化を進めることで70%の作業効率化を試みている。
これにより、職員の働き方改革と市民へのサービス向上が狙いである。
このように、釜石市議会では、地域の福祉、経済、教育に関する様々な施策が議論され、次世代に向けた具体的な施策の実施が求められている。