令和2年6月15日、釜石市議会において、定例会が開催された。
会議では、議長および市長から報告が行われ、特に新型コロナウイルス感染症に対する施策が重要視された。
市長の野田武則氏は、感染症対策として大規模な支援策が講じられていることを強調した。
「市内小規模事業者への緊急支援補助金は417事業者に支出された」と述べ、飲食業や宿泊業が特に影響を大きく受けている状況を報告した。
また、特別定額給付金の支給が順調に進んでおり、申請世帯の98.9%が既に受け取ったという。
この会議では、繰越明許費の報告も行われ、37億2974万円が令和2年度へ繰り越されることが確認された。
一方、議案としては、放射性廃棄物等の持込み拒否に関する条例や、職員への特殊勤務手当支給を含む条例改正が提出された。
特に、放射性廃棄物等を市内に持ち込ませないための法的枠組みの構築が求められている。
市議会では、これらの報告や評価を踏まえて、議論が進められ、今後の対策や議案について、6月26日の本会議で質疑・審議が行われる予定だ。