令和3年3月1日の釜石市議会定例会では、様々な議題が取り上げられた。この会議において、議長の木村琳藏氏は議事の開会を宣言し、出席議員の確認を行ったことを報告した。
市長の野田武則氏は施政方針として、東日本大震災からの復興の重要性を訴えた。市民全体が協力し、復元についての進捗状況も報告した。特に、震災から10年が経過した今でも復興事業が続いていることを強調し、地域住民の花形としての役割を果たす観光振興や産業再生について言及された。
また、新型コロナウイルスに関連した経済支援の必要性も指摘され、行政と民間が協力し、地域経済を支援する取り組みが求められた。
教育長の高橋勝氏は、教育行政方針を説明し、未来を担う子どもたちの育成の重要性を再確認した。特に震災からの教育環境の見直しや防災教育の充実について言及し、保護者や地域社会との連携を強化する姿勢を見せた。
さらに、複数の議案が審議され、唐丹小白浜地区漁具置場整備工事の契約変更や不況時の経済対策となる補正予算が提案された。議案の一部は既に専決処分として承認を受けているものもあり、その迅速な承認プロセスが求められていることが強調された。
その他、釜石市国民健康保険条例や介護保険事業特別会計の改正案が出される等、福祉向上のための議題も多く含まれていた。市民生活向上に向けた施策が今後も推進されることが期待されている。