令和4年11月7日に釜石市議会臨時会が開催された。
出席議員は16名で、議長の木村琳藏氏が会議を開会し、冒頭に新型コロナウイルス感染症対策についての方針を示した。
続いて、議長の報告として、議案第54号として令和4年度釜石市一般会計補正予算(第4号)が審議案件に挙げられた。
市長の野田武則氏は、新規感染者数が増加傾向にあることに触れ、基本的な感染防止対策の徹底を市民に呼びかけた。
補正予算では、物価高騰に対する支援策が中心となっており、特に非課税世帯に対する5万円の給付金が計上されている。
この給付金は、電力や食料品の価格高騰による生活負担への対応であるが、深澤秋子議員はこの支援が一時的な解決に過ぎないことを指摘し、根本的な対策の必要性を訴えた。
また、支給開始が12月下旬とのことだが、早期の支給を求める声も上がった。
地域福祉課長の山崎教史氏は、支給対象者の抽出作業を迅速に行うことを約束した。
さらに、釜石市では子育て世帯支援給付金として、対象者に2回目の給付を行うとし、対象は5500世帯に及ぶ見込みであると説明した。
議案に対しては異議はなく、可決された。釜石市は今後も物価高騰の影響への対応策を検討し、迅速に施策を進めていく方針だと述べられている。
議会は午後1時30分に閉会した。