令和5年10月10日、釜石市議会が定例会を開会した。
出席議員は17名で、議長の千葉栄氏は、会議の成立を宣言した。まず議題として、本日の会議録署名議員の指名が行われ、三浦一泰議員及び磯崎翔太議員が選任された。
会期に関しては、議長から本定例会の会期を10月10日から25日までの16日間とすることに異議なしとの確認がなされた。これに続いて、休会日も決定した。休会日は10月の11日から13日、16日、23日、24日とされた。
さらに、議席の変更が議題に上がり、新しい議席表が朗読された後、議長から異議がないことが確認された。議員は新たな議席に着席した後、午後1時4分に一時休憩に入った。
休憩後、議長の報告が行われ、市長の報告も続けられた。市長の野田武則氏は、「いわて釜石ラグビーフットボールクラブ及び中学生のフランス派遣」を報告した。フランス派遣団は無事帰国し、成長と国際交流の機会が得られたと述べた。
また、釜石市国際外語大学校の設置に関する進捗も報告した。外語観光学科が令和6年4月に設置される予定であり、日本語学科は再来年の10月に設置の見込みであるとされた。今後の具体的な計画や進捗状況についても説明が行われた。
新市庁舎建設に関しても触れ、建設工事が進められるも、資材の高騰や人手不足に直面していることが報告された。新たな発注方法が模索され、地元雇用の確保が図られるとの意向も示された。
続いて、令和4年度の健全化判断比率や公営企業資金不足比率についての報告が行われ、財政が健全であることが強調された。一般会計や特別会計の決算が黒字であることも述べられ、経営健全化計画の策定が不要となったことが報告された。
議案の審議には、「釜石市都市広場条例」や「釜石市防災会議条例の一部改正」などが含まれ、多岐にわたる内容が議題として提出される見込みである。