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花巻市議会臨時会、選挙と補正予算を決議

花巻市議会臨時会で藤原議長と本舘副議長が選出され、一般会計補正予算が可決された。
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令和3年10月25日、花巻市議会臨時会が開かれ、重要な議題が選挙及び補正予算に関するものである。

議長選挙では、藤原晶幸氏が全議員からの支持を得て当選した。藤原氏は、議長職に就くにあたり、円滑な議事運営と市民福祉の向上に努める決意を示した。

次に、副議長選挙が行われ、本舘憲一氏が当選した。憲一氏は、その職責を果たすため、議会運営の公平性と透明性を確保すると述べた。

また、令和3年度花巻市一般会計補正予算(第10号)の審議も行われた。布臺一郎財務部長は、補正案の内容について、主に農業支援を目的とした経費の追加について説明した。新型コロナウイルスの影響により、農家が受けている経済的な打撃を利用して支援を行う旨を述べた。特に主食用米の価格下落に対処するための措置が盛り込まれている。

質疑応答では、櫻井肇議員が稲作農家の減収問題について質問した。藤原農林部長は、試算によると、昨年に比べ稲作農家の総収入が約12億7,000万円減少する見込みと説明した。栃木県では、経営規模によって大きな影響が及ぶため、農協離れや集落営農への影響が懸念される。

議長の上田東一氏は、東北市長会を通じて国に対する要望活動を行っていることを伝え、食料自給率の向上についての見解を述べた。特に、米価のさらなる下落を防ぐために、今後も支援策が必要であると強調した。

また、損害賠償事件に関する報告も行われ、花巻市農村滞在施設近くの道路で発生した物損事故について、専決処分が報告された。事故は強風によるもので、適切な管理体制の必要性が示唆された。

最後に、全ての議案が可決され、議会は閉会した。議会運営に関する議論が続く中、花巻市の議員たちは市民の声に応えていく姿勢を見せている。

議会開催日
議会名令和3年10月花巻市議会臨時会
議事録
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