令和5年1月23日、花巻市議会の臨時会が開催された。市議会では重要な議案が議論され、特に令和4年度一般会計補正予算(第11号)などが集中して承認された。議会の議長を務める藤原伸氏が開会を宣言する。
会議では、日程に沿って議事が進行し、まず会議録署名議員が指名された。続いて、会期が1日と決定され、異議なしとされる。
議案第1号では、令和4年度花巻市一般会計補正予算(第11号)の専決処分について承認を求めた。布臺一郎財務部長が、この補正予算が除雪業務委託料に不足が生じたため、歳入歳出それぞれに2億円を追加する内容であると説明。質疑と討論が行われ、特に反対意見は出ず、議案は承認された。
次に取り上げられた議案第2号は、花巻市文化会館大ホール舞台音響設備改修工事に関する契約の締結について。布臺財務部長は、新たに契約金額が2億4,453万円で、新高電気株式会社との契約が結ばれると報告。また、老朽化した音響設備の更新の重要性を強調した。
さらに、議案第3号では、令和4年度一般会計補正予算(第12号)が提案された。布臺財務部長は、この予算が新型コロナウイルス感染症対策や原油価格高騰への対応として花巻米生産緊急支援事業を新たに追加することなどの内容であると述べた。予算総額は580億6,615万7,000円となり、再び議会の承認を得て進められることが決まった。
最後に、報告第1号として市道大畑糠塚線上での傷害及び物損事故に係る損害賠償事件について、岩間裕子総合政策部長が報告。事故が発生から長期間が経過していたことや、その調整に関わる過程を説明した。
一連の議案がすべて承認され、閉会に至った。藤原議長は出席した議員に対し、感謝の意を表し終了を告げた。