令和元年6月3日、本市議会において農業、教育、消防団に関する重要な質問が取り上げられた。
最初に、伊藤源康議員による市の農業振興についての質問が行われる。農業は本市の基幹産業であることから、環境変化に適応し、地域の農業をどのように支えていくかについて言及があった。具体的には、中山間地域の農業振興、畜産振興に関する課題が挙げられ、特に繁殖農家の減少が危惧されている。市長は、農地集積や法人化の促進を図りながら、将来的にはスマート農業の導入を進めたいと述べた。さらに、新たな農業ビジョンを策定し、地域特性を活かした施策を実施する必要性が強調された。
その後、伊藤議員は教育振興に関する質問を行った。市内小中学校の適正配置について、最近策定された基本方針に基づき、施設の再編についての具体的な取り組みが求められた。また、(仮称)西南小学校の新設要望が多く、地域のニーズに耳を傾ける重要性が指摘された。教育長は、地域の意見を反映しながら慎重に進めていく意向を示した。
さらに、消防団の再編についての議論も行われた。地域少子高齢化が進む中で、消防団員の確保が難しくなっているという現実に直面していることから、再編を図ることが必要だとされ、そのための地域説明会の予定も報告された。
全体を通じて、市民の安全を確保するために必要な施策を講じることが確認された。改革が進む中で、市民が安心して生活できる環境を整えるため、今後も議会での意見が重要視されるべきであると締めくくられた。