令和5年9月21日、花巻市議会の定例会が開催され、多くの議案が審議された。
本会議では、特に花巻市債権管理条例および令和5年度一般会計補正予算が中心的な議題となった。
まず、議案第84号花巻市債権管理条例に関して、岩間裕子総合政策部長がその趣旨と規定について詳細に説明を行った。
この条例は、市の債権管理の適正化を目指し、管理業務の処理に必要な事項を定めるものである。
議会では、照井明子議員が生活困窮者への対応について質疑を行い、財務部長は事務手続きの具体的な流れを説明した。
この条例は、令和5年10月1日から施行される予定である。
次に、議案第85号は、令和5年度花巻市一般会計補正予算であり、8月の豪雨に伴う災害復旧費が含まれている。
布臺一郎財務部長によれば、予算は歳入歳出それぞれ7,150万円を補正し、総額を567億5,886万8,000円に増額する意向である。
具体的には、農業関連の被災箇所が大迫地区に集中しており、公共土木施設は東和地区が主な被災地であると説明があった。
また、報告第19号として、花巻市文化会館の舞台音響設備改修工事の請負契約変更についても議論された。
この変更は、音響設備の更新に伴う契約金の増額を含み、複数の要因から工事費が増大したと布臺財務部長が報告した。
その後、議員の派遣についての議案がまとめて提案され、異議なく承認され、議会は迅速に進行した。
最後に、すべての案件が無事審議・承認され、令和5年第3回花巻市議会定例会は閉会となった。