令和元年12月9日の定例会で、台風19号がもたらした農業被害に関する議論が行われた。この台風により、多くの農作物が影響を受け、特にリンゴの落果被害が顕著であった。花巻農協は10月29日、被害を受けた生産者へ独自の支援策を講じることを決定した。具体的には、被害額や被害状況について、リンゴは61ヘクタール、その他の作物も合わせて大きな影響を受けた。
市の支援策については、国や県の支援対象ではないため、市独自の対応はなかなか難しい状況にある。市民が安心して農業を続けられるよう、強いメッセージを発信する必要がある。今後の復興に向けて、生産者を元気づけることが重要である。
はなまき産業大博覧会に関しては、大変な労力を要していたが、その目的に対する疑問が残っており、今後の開催については、商工労政課などの負担を軽減する形で、地域の実情に合ったイベントのあり方を一緒に考えるべきだという意見が出た。
最後に、消費増税の影響については、中小企業に多大な負担がかかることが懸念されている。軽減税率制度が導入されたものの、実際に消費者に対する影響が出ており、店をたたむ決断をする中小業者も見られる。市として、消費税の軽減や中小企業の支援策を講じることが求められている。