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花巻市の臨時会、新型コロナ対策で予算補正を可決

令和2年第5回花巻市臨時会が開催され、新型コロナウイルス対策を中心とした補正予算が可決された。
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令和2年第5回花巻市臨時会が10月15日に行われ、重要な議題が審議された。

主な議題は、議案第98号「令和2年度花巻市一般会計補正予算(第16号)」と報告第14号「花巻市立湯本小学校における物損事故に係る損害賠償事件に関する専決処分の報告」であった。

松田英基財務部長は、補正予算案の提案理由について説明した。特に新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市内経済や市民生活への支援に重点を置き、歳入歳出予算をそれぞれ3億5,177万9,000円追加し、総額を618億1,390万5,000円とする提案がされている。

この補正予算には、感染症対策や地域経済の支援策が含まれている。新型コロナウイルス対策として、インフルエンザ予防接種の補助が拡充され、小学生の接種費用が従来より増額される。詳細には、小学生第1子に対して補助額を1,000円から3,000円に引き上げ、中学生にも同額の補助を新たに設ける。

また、農林部長の報告によると、花巻米生産緊急支援事業として、米の出荷にかかる検査料や袋経費を支援する。これにより、小規模農家も支援が受けやすくなる見込みだ。

議案は無事に可決され、議会は満場一致で賛成した。議長の小原雅道氏は、協議に参加した全ての議員の協力に感謝を述べ、今後の議会運営についても言及した。

続いて、報告第14号では、花巻市立湯本小学校における物損事故の損害賠償事件に関する専決処分が行われた。久保田留美子総合政策部長は、事故の経緯と賠償内容を報告し、作業時の安全対策の強化を示唆した。

さらに、質疑応答が行われ、議員からは補正予算案に関する具体的な質問が寄せられた。特に家賃支援給付金や観光振興策に関しての質問が多く見受けられた。志賀信浩商工観光部長は、申請件数などの具体的なデータを示しながら説明した。

最後に、全議題が無事に終了し、令和2年第5回花巻市議会臨時会は午後11時06分に閉会した。議会の円滑な運営に対する称賛の声が上がる中、来たるべき課題への対応に向けた意識が高まった。

議会開催日
議会名令和2年10月第5回花巻市議会臨時会
議事録
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