令和5年6月22日に開催された花巻市の定例会では、様々な議案が提出され、承認を得る運びとなった。
今回の会議の中で重要な位置を占めたのが、花巻市一般職の職員の特殊勤務手当についての改正案である。岩間裕子総合政策部長は、これは新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したため、防疫作業手当制度を廃止するものと説明した。従ってこの手当の総額は延べ1,670人の対象者に対し、656万1,000円となり、主に市単独での支払いが必要となった。
特に、花巻市税条例についても変更が提案された。これは新しい森林環境税の導入に伴うものであり、配当による課税控除の対象が森林環境税を新たに含む。これにより、地元経済への影響が懸念されるが、改革によって歳入が得られる期待も寄せられている。岩間部長は改正に伴う浸透性強化策を良さを強調している。
また、花巻市乳幼児及び妊産婦医療費給付についても見直しが行われることが決まった。特に医療費の負担軽減策として、従来市内医療機関に限られていた対象を県内の医療機関まで拡大し、若年世代に対しても手厚い支援がなされることを目指す。
議案のすべては異議なく可決され、今後これらの改正により市民生活の質向上が期待されている。今後の具体的な実施案に注目が集まる。