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花巻市議会、加齢性難聴と農業振興で重要課題提起

花巻市議会で加齢性難聴やリンゴの凍霜害、農業振興について熱い議論が交わされた。
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令和3年6月21日、花巻市の定例会が開かれ、議員たちが加齢性難聴や凍霜害、農業振興についての質問を行った。

最初の議題である加齢性難聴に関して、久保田彰孝議員は、難聴が高齢者の生活に及ぼす影響を指摘し、特に社会的孤立や認知機能の低下に懸念を示した。

これに対し、市長の上田東一氏は、加齢性難聴が高齢者にとって深刻な問題であることを認識していると強調し、支援策として補助制度の創設についても検討していく考えを示した。

続いて、リンゴの凍霜害についての質問がなされた。久保田議員は、花巻市内での霜害の影響が生産者に及ぼす深刻さを訴え、特に生産者が今後の栽培に苦慮している現状を考慮した支援策が必要であると主張した。

農林部長の藤原康司氏は、凍霜害の影響によりおおよそ7割の園地で被害が確認されたと述べ、農業共済制度等に基づく支援があるものの、加入者が限られているため多くの農家は補填が受けられないのが現状であると説明した。今後は国や県の動向を注視しながら、必要に応じて支援策を模索していく方針を示した。

農業振興に関する質疑では、米価安定が長期的な課題であるとの認識が共有され、久保田議員は国に対し、ございます飼料米への転換を促進するための支援策の強化を求めた。藤原農林部長は、転作作物の作付けが増えていることを認めた上で、今後も情報提供や相談窓口の強化を図りつつ、地元農業の競争力を高める施策を続けるとした。

議会全体にわたる質問が続いたが、特に農業振興に対する議員の情熱と市の支援施策との連携が求められることが引き続き強調された。市はこれらに対し、丁寧に対応を進めていく必要があると感じている。

議会開催日
議会名令和3年6月定例会(第2回)
議事録
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