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花巻市、一般質問で新年度予算とコロナ対策の内容強調

花巻市の令和3年3月定例会で、コロナ対策予算と新年度予算が重点的に議論された。櫻井議員や菅原議員が発言し、特に医療体制や子育て支援についての質疑が行われた。
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令和3年3月4日、花巻市にて一般質問が行われた。櫻井肇議員はまず、上田市長が新年度予算案に関し、「コロナを乗り越え、安全・安心、経済再生加速化」を掲げたことについて質問を行った。

市長は予算総額489億2,465万円のうち、コロナ対策予算として9億2,253万円を計上し、その内訳にはワクチン接種事業が含まれていることを述べた。具体的には2億9,670万円がワクチン接種にあてられるとし、医師会との連携や医療体制の確保について問題ないと強調。また、この接種事業に対する医師の確保状況についても不安はないとしたが、接種希望者とワクチンの供給状況については不透明であった。

続けて、櫻井議員は国民健康保険加入者の税負担、特に子どもの均等割減免について質問を続けた。市長は、国が未就学児の均等割を5割軽減する方針を示したことを踏まえ、国の施策に上乗せする形での独自支援策の検討を行う意向を示した。特に、子どもに新たな税負担が発生することが少子高齢化の解決には結びつかないという意見には同意を表した。

また、生活保護行政に関しても言及があった。櫻井議員は、コロナ禍による生活困窮者への影響と生活保護相談件数の推移について質問し、市長は「話には多く聞くが、地元においては大きくは増えていない」と述べた。さらに扶養照会についても、日本独特の制度の難しさと、その運用上の問題を指摘し、制度改正への必要性を訴えた。

公明党の菅原ゆかり議員も質問に立ち、特に子育て支援について多胎妊産婦への支援や父親支援の取り組みを強調した。市長は、特に多胎妊産婦への助成回数を従来の14回から5回増やし、さらなる支援を進める旨の意向を示した。

また、マイナンバーカードについても言及され、その交付状況には進展が見られたが、利用促進策についてはもはや意識して進める必要があるとの考えを示した。

議会開催日
議会名令和3年3月 定例会 (第1回)
議事録
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