令和2年12月9日に開催された定例会では、マイナンバーカードの普及促進や、新型コロナウイルス感染症への対策が重要なテーマとして議論された。特に、マイナンバーカードの取得率が17.6%にとどまる現状が報告され、今後の対策が求められた。
市長の上田東一氏は、マイナンバーカードの申請促進とその有用性について強調し、特に健康保険証としての活用が期待されていることを示した。実際、マイナンバーは個人情報の管理や、行政手続きの円滑化に寄与するとされているが、市民の理解を得るための努力が必要とされている。
また、3歳児健診においては、弱視やその他の目の異常の早期発見が課題であり、現在のシステムでは親が子供の視力検査を実施する方式に依存しているが、見逃しの危険性が指摘されている。
菅原ゆかり議員からは、これに対しフォトスクリーナーの導入や、検査方法の改善が提案された。これによる効果的な早期発見が期待されるため、それに対応する方法を整える必要があるとの議論がなされた。
新型コロナウイルス感染症の影響も受け、小中学校においては、校舎の除菌や消毒が徹底されており、エアコン設置後の熱中症対策が功を奏しているとの報告もあった。
やはり新しい生活様式での学校運営が求められ、教育委員会もさまざまな取り組みを進めており、特に水分補給の促進や、熱中症対策に気を配っている。公共の場での安全性確保が、今後の重要な課題となる。
最後に、定住推進に関連した施策や新婚世帯への支援なども話題となり、今後の住民増加に向けた具体的な方策が必要であるといった意見が出された。これにより、花巻市の地域振興や住民定住の施策は引き続き注目される。