令和5年6月20日、花巻市議会の定例会において、地域公共交通や防災力の強化、新花巻駅図書館の建設場所に関する一般質問が行われた。議員らは地域の現状と課題を詳述し、具体的な提案も交えながら議論を展開した。
最初に高橋修議員が地域公共交通について質問した。彼は、定額乗り放題タクシー"mobi"の試験導入の可能性について問うた。高橋議員は運転手確保が深刻な課題であると指摘し、運転士不足が地域交通の運営を脅かしている現状を訴えた。市側は、既存の交通方案を維持するためには運転士の待遇改善が不可欠であると回答し、協力企業による支援策を検討していることを強調した。
次に、照井明子議員は防災力の強化について発言。彼女は、花巻市の防災体制における課題や自衛隊との連携の重要性を指摘し、地域の防災訓練の実施を提案した。市長は災害時における地域の連携の必要性に同意し、今後のさらなる対策の検討を約束した。これにより、地域における防災力の強化が期待される。
最後に新花巻図書館の建設についての議論が続いた。議員は建設場所の選定についての透明性を求め、地域住民の意思を反映する重要性を強調した。市長は、市民の意見を尊重し、最良の選択を行うことを改めて表明した。