昨年3月10日、令和2年第1回東海村議会定例会において、鈴木昇議員が代表質問を行い、多岐にわたる重要な議題が議論された。
まず、鈴木議員は、村政運営の基本方針について村民の安全・安心を最優先に掲げた予算編成の必要性を強調した。この中で、人口減少や高齢化が進む中で、早急な施策の見直しが求められているとの認識を示した。
特に、鈴木議員は教育制度の充実、特に幼児教育や保育の質向上について強調し、その重要性を訴えた。「教育の質向上こそが、若い世代の定住を促す」と述べ、明確な制度設計の必要性を訴えた。
また、鈴木議員は、交流館建設についても言及し、地域に根ざしたプログラムの実施が村民の関心を高めると指摘した。建設の進捗状況を知り、地域の期待を背負った施策の重要性を改めて訴えた。
さらに、鈴木議員は新型コロナウイルス感染症に対する対策についても質問し、村としての迅速な対応が求められると共に、地域における医療や福祉の役割の重要性を訴えた。その際、地域住民との連携を強化し、信頼関係を築く必要性を訴えた。
また、昨年度の予算執行の中で固定費の圧縮や無駄の排除が行われてきたことに言及した。「次の年度の予算編成では、特に優先順位をつけた支出を考えることが重要である」と、筋の通った予算作成を求めた。
最後に、鈴木議員は村民の主体的な参加を促す取り組みに期待を寄せ、地域の活性化に向けた新しい形の地域づくりが進められることを望むとのコメントで質問を締めくくった。議会は須らくこの意見を真剣に受け止める必要があると感じさせる一幕であった。