令和4年12月20日、東海村において第4回定例会が開催された。
会議は、越智辰哉議長の挨拶とともに開会した。出席議員16名の中で、議席番号7番の植木伸寿議員が欠席することが報告された。議事日程は、会議録署名議員の指名、追加議案の上程及び説明、議案審議、議員派遣、閉会中の継続調査申出として進行することが示された。
追加議案の内容では、山田修村長が6件を提案した。特に、議案第156号では、東海村職員の給与に関する条例改正が人事院勧告に基づき、一般職及び特別職に対し、それぞれ給与の引き上げを行うものである。この改正により、職員の処遇改善が期待されている。議案第158号では、一般会計補正予算が示され、885万7,000円を増加することが決定された。
議案審議では、主に大名美恵子議員による質疑が目立った。高齢者部分休業に関する条例制定について、関田秀茂総務部長は、「職員の多様な働き方を実現すること」を目的としていると述べた。特に55歳以上の職員を対象とし、部分休業を認可することにより、定年を見据えた準備を促進する意義が強調された。
また、定年が延長されでも新規採用が継続される必要があることが説明された。江田五六議員は、公共施設等総合管理推進基金の新設に賛成し、戦略的な資金の使途を訴えた。将来的には、物価高却、特に子育て世代への支援策が必要との意見もあった。
最後に、全ての議案は可決され、議員派遣についても議決が得られた。具体的には、今後の研修会への全議員派遣が決定されるなど、議会の積極的な活動が確認された。越智議長は、今定例会の閉会を宣言し、お礼の挨拶を述べて締めくくった。