令和5年第3回東海村議会定例会が開催され、各議員から重要な提案が上がった。特に保育施設の入所保留児童の状況が注目を集め、福祉部門からは年齢と共に需要が高まる中での現行の保育施設の利用可能状況について説明があった。入所保留児童数が73名から84名に増加した現状を示し、村としての対応策が求められる。
また、帯状疱疹ワクチン接種助成についても議論が交わされた。岡崎悟議員が、東京都をはじめ多くの自治体でワクチン卒業の助成制度が導入されている現状を挙げ、村独自の助成制度の創設を促した。福祉部長は、接種後の副反応や健康被害の懸念から、助成制度の実施には慎重に評価を行っていくとした。
さらに、国道6号の拡幅事業についての進行状況が共有された。用地買収は概ね順調に進んでおり、将来的には道の整備が進む見通しであるが、取付道路に関しては検討課題が残る状態。建設部長は、警察や関係機関との調整が必要となるため、今後の協議が重要になるとした。
歴史と未来の交流館についても詳細が述べられ、地域の歴史を学ぶ場所としての役割が期待されている。しかし、学芸員のスキル向上や博物館としての役割に対する認識の強化が求められている。
また、デマンドタクシー「あいのりくん」の取組についても言及され、近年利用者に対するニーズが高まっていることから、AIを用いたシステム導入により、これまでの課題を解決していきたい考えが示された。
deliverables. 環境問題に関連し、気候変動に対する適応計画の策定についても議論され、村としての計画策定が必要であるとの方向性が確認された。