令和元年6月12日に開催された定例会では、様々な重要な議題が取り上げられ、特に一般質問が注目を集めた。
植木伸寿議員が提起した住民自治向上に関する取組については、参加者の固定化が問題視されたが、実施地域において住民の意見交換が活発化していることも報告された。関田秀茂村民生活部長は、地域ごとの防災訓練の重要性を強調し、30自治会が自主防災組織を結成した成果も紹介。
次に、LGBT理解促進に関しては、川崎松男教育長が教職員の研修を行った結果、多様性を認め合う心の教育が進められていると述べた。これは、子供たちに差別や偏見のない社会を築くための大切なステップであるとされる。
さらに、村民の要望を受け、公園等への除草剤散布についての見解が求められる中、建設部長は使用を最小限にとどめつつも、公園の快適性維持の必要性も認めた。また、生活道路の整備状況についても調査が必要であるとの認識が示された。
交通安全対策についての議論も盛り上がった。大津市での悲惨な交通事故を受け、交通安全施設の整備が急務とされ、今後の協議と施策が求められる。
一般質問の最後では、待機児童解消と無償化に向けた対応について村民からの声が挙げられ、福祉部長が児童施設整備や保育士確保の取り組みが進むことを約束した。この一連の質疑は、村の未来を考える重要な一歩であり、今後の課題としてしっかり取り組んでほしいという村民の期待の表れとなっている。