令和4年9月1日、東海村議会の第3回定例会が開会された。
開会にあたり越智辰哉議長は、出席議員の確認を行い、17名の議員が集まり、定足数を満たしたことを述べた。議事は順調に進められ、会議録署名議員として飛田静幸議員、阿部功志議員、村上孝議員が指名された。
続いて会期の決定に関して、9月1日から27日までの27日間とすることが異議なしで承認された。
行政報告では、山田修村長が町の喜ばしいニュースを伝えた。東海中学校が第19回全国中学生弓道大会で優勝し、男子団体の東海南中学校も第5位を獲得したとのこと。両校の活躍が村民に感動をもたらし、広報活動にも注力する方針を示した。
一方で新型コロナウイルス感染症の拡大についても言及した。村では過去最多の新規陽性者を確認し、保健業務の支援を行っている。村民には基本的感染対策の徹底をお願いし、ワクチン接種の呼び掛けも続いている。
さらに「東海村つながるプロジェクト」についても報告があった。若年層の関係人口を創出する取り組みを進め、今後は住民ライターを育成し、村の魅力を住民自らが発信することを目指している。
平和大使派遣も注目されている。小中学校の代表16名が広島市を訪れ、平和記念式典に参加した。この活動は戦争の悲惨さを学びつつ、平和の尊さを実感する貴重な機会となった。
会議ではまた、様々な議案が上程された。育児休業に関する条例の改正や、福祉センターの設置に関する条例改正、補正予算に関する議案が含まれている。特に電気料金の高騰に伴う公共施設の経費について解決策を見出す必要があると提言されている。市村合併による道路の認定および変更等も議題に上った。
今後は、一般会計や特別会計の予算に対する審議も行われる予定である。議長は、議員各位に対し適切な審議を求めると締めくくった。