令和5年第3回東海村議会定例会が9月13日、水曜日に開催された。出席議員は16名であり、定足数に達していることが確認された。議事は、会議録の署名議員の指名から始まり、その後に一般質問が行われる。
一般質問においては、江田五六議員が地球温暖化に伴う災害から村民生活を守る方法に関する質問を発表した。江田議員は、役場職員のメンタルサポートの苦境を指摘し、19万3千円の補正予算が計上されなければならないことが憂慮されると述べた。
また、桜井文夫議員からの発言があり、9月12日の一般質問における不適切な発言についての謝罪がされ、発言の取り消しが認められた。この為、場内の雰囲気は和らいだが、その影で職員にはメンタルサポートの重要性が増している現状が浮き彫りになったことが感じられた。
次に、飛田静幸議員は、役場駐車場の整備について質問した。役場庁舎の駐車場整備計画が進行中であるものの、高齢者や障がい者への配慮が必要な状況にあるため、より安全で人に優しい駐車場の整備が求められるとの意見が返された。
ごみ収集の問題に関しても言及された。高齢化が進行する中で、住民の生活支援策として、戸別収集の制度が導入されている状況が説明された。この制度が、すべての高齢者に対応できない点が課題として挙げられた。
さらに、飛田議員が触れた広域避難計画の公表については、避難所の整備状況や、ターミナル方式の導入を積極的に進める意向が示された。各市町との連携のもと、適切な避難手順の情報を提供する必要性が強調された。
最後に、東海第二発電所の再稼働に関わる村長の見解が示された。村長は、再稼働に関する具体的な要請は現時点で確認されていないとしながらも、適切な避難計画が近い将来に策定されることが重要で、年内に公表することを目指すとの立場が強調された。