令和4年第2回東海村議会定例会が6月1日に開催された。議会では、初日に議事日程の確認や会期の決定を行い、今後の議題が展開される。
議長の越智辰哉氏は、先日逝去した故鈴木昇議員への追悼の意を示し、参加議員全員が黙祷を捧げた。追悼の言葉を述べた飛田静幸議員は、鈴木氏との思い出を語り、その功績を称賛した。「鈴木氏は本村の発展に貢献され、議会運営にも多くの尽力をされました」と述べ、議員各位にはその偉業が脈々と受け継がれていくことを願った。
会期は6月1日から20日までの20日間と決定される中、村長の山田修氏は行政報告を行った。報告では、新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況を詳述。特に、5歳から11歳までの小児の接種や、12歳以上の3回目接種が進行中であることが強調された。「接種率は71.3%であり、若年層の接種率向上に努めてまいります」との意気込みを表明した。
次に、新婚世帯移住者支援の新規事業「とうかい住まいる応援事業」の実施についても紹介された。このプロジェクトは、村内の金融機関と連携し、若い世帯の移住を促進することを目的としている。「一定の反響が見られています。今後も地域の魅力を発信し、住みやすい環境を作っていきます」と村長は述べた。
さらに、議案上程も行われ、専決処分に基づく議案や新型コロナ対策関連の議案が提出された。承認第6号では、東海南中学校の部活動中の事故に関する損害賠償についての決議が求められ、承認第7号で新型コロナによるワクチン接種体制確保事業の補正予算が提案された。「今後も必要な施策を講じ、村の安全を守ります」とも述べた。
また、請願や陳情についても触れられ、特に女性トイレの維持や安全確保に関する陳情が議題に上がった。 今後の議会でこれらの問題について審議が続くことが見込まれる。議会運営委員会の委員も選任され、武部愼一議員が指名された。
本日の会議は午前10時20分に散会された今後の議事に注目が集まる。