令和3年第4回東海村議会定例会が、令和3年12月13日に開催された。議会では、様々な議題が取り上げられ、特に一般質問が注目された。議員たちは、村民の重要なニーズに応えるべく建設的な議論を交わした。
まず、寺門定範議員が東海スマートインターに関する質問を行った。彼は大型車両の通行可、周辺道路の整備状況について質問し、「大型車両が常時通行できる環境整備を求めている」と強調した。これに対し、川又寿光建設部長は、ネクスコ東日本との協議を進めている旨を報告した。さらに、アクセス道路の拡幅工事も進める必要性を訴えた。
次に、農業委員会の活動についても盛り上がりを見せた。鈴木廣光農業委員会事務局長は、農業担い手の確保や遊休農地の再生計画について言及し、積極的な取り組みが行われていると説明した。地域住民の協力が重要であるとも強調し、今後の地域農業の活性化への期待を寄せた。
また、学校給食費の公会計化についても重要な議題として取り上げられた。庄司真澄教育部長は、公会計化が令和5年4月を目指していると説明し、給食費の徴収方式の変化やその影響について詳述した。一方で、徴収の透明度と効率化が求められていることも明らかにされた。
このほか、村内の通学路の整備や安全対策について政策統括監の箭原智浩氏が説明を行った。特に、歩道整備や防護柵の設置などが実施されている中、さらなる対策の強化が求められている。
最後に、ふるさと納税の活性化についても意見が交わされた。村の政策担当者は、返礼品の増加や地域ブランドの確立を通して寄附金の獲得を目指す意欲を示した。行政としても地域の魅力を発信することが求められると強調された。
村の今後について議員たちは、「地域の実情を考慮した柔軟な対策が必要である」と認識を示した。これら議題を通じ、村民のニーズを的確に把握し、迅速な対応を求める姿勢が強調された。