令和2年第3回東海村議会定例会では、さまざまな議題が話し合われた。
議会は9月1日に開会され、飛田静幸議長が議事を進行。出席議員は18名で、会期は9月25日までの25日間に決定した。まず行われたのは、会議録署名議員の指名で、鈴木昇議員、村上孝議員、大名美恵子議員の3名が選任された。
続いて、行政報告が行われた。山田修村長は、新型コロナウイルス感染状況について言及した。初の感染者確認から9名が感染し、年齢層は60代から80代が多いと報告している。しかし、クラスターは発生していないという。村では情報提供や感染拡大防止の啓発を進め、差別や偏見を防ぐための取り組みも続けている。
さらに、村は公式LINEアカウントを開設し、4,200人以上の登録者が新型コロナに関する情報を受け取っている。特に高齢者が多く登録しているが、若年層からも利用されている。村は今後も情報発信の強化を目指す。
次に、議案上程とその説明が行われた。今回の議案は、条例の制定1件、改正4件、補正予算8件を含む計29件である。重要な議案として、令和2年度一般会計補正予算には、新型コロナ対策の経費が盛り込まれている。
その他、教育や福祉の充実を図る条例改正もいくつか含まれている。特に、会計年度任用職員の期末手当の支給や、家庭的保育事業の基準改定が挙げられた。
最後に、請願については、教職員定数改善のための意見書採択が求められ、文教厚生委員会に付託されることとなった。議会は、その後定式に従い、議事を終了した。
この定例会での議論と報告内容が、今後の村政に大きな影響を与えることが期待されている。