令和3年6月1日、東海村議会は第2回定例会を開催した。
冒頭、議長の飛田静幸氏が出席議員18名を確認し、定足数に達していることを報告した。
会議は、会議録署名議員の指名など、議事日程に従って進行した。
会期が6月1日から18日までの18日間に決定されたことが伝えられた。続いて各種報告が行われ、特に行政報告では山田修村長が登壇し、新型コロナウイルスワクチン接種について説明した。
村長は、医療従事者や高齢者施設の入所者に対するワクチン接種が計画通り進捗していることを強調した。5月31日からは75歳以上の高齢者に対して1回目の接種を開始しており、今後の見通しについても言及した。
また、新型コロナウイルス感染症対策として、キャッシュレス決済ポイント還元事業が実施されていることも報告された。この事業が村内の消費を喚起し、地域経済を支援する役割を果たすことが期待されている。
その他の報告では、村道勝木田下の内線の一部開通についても言及された。この道路の開通により、通学路の安全性向上や災害時の避難道路の確保が図られるとのことだ。
議案上程及び議案説明では、村長が今定例会に提出した各議案の概要を説明した。新型コロナウイルスワクチン接種体制確保のための補正予算案や、税条例の改正案などが提出され、議会の審議を経て承認される予定である。
請願に関する現状も報告され、「村民の安全安心につながる原子力防災体制構築のため『速やかな広域避難計画策定を求める』意見書提出を求める請願」が原子力問題調査特別委員会に付託されることが決定した。
飛田議長は最後に、全議事日程の終了を宣言し、議会は散会した。