令和4年第1回東海村議会定例会が開催された。
本会議には17名の議員が出席し、鈴木昇議員の欠席が報告された。議長の飛田静幸議長が会議の開会を宣言し、議事日程に従い議事が進められた。議事日程は二つあり、まずは会議録署名議員の指名が行われ、次に一般質問に入った。
11番議員の武部愼一議員が一般質問を行った。質問の一つ目は脱炭素化に向けたプラスチックリサイクルの進捗についてだった。武部議員は、東日本大震災からの災害廃棄物のリサイクルの重要性を強調し、プラスチックリサイクルの新法案についても言及した。彼は、新法によりプラスチックごみの発生を抑え、社会全体での循環型システムの確立が期待されると述べた。
村民生活部長の佐藤秀昭氏は、プラスチックリサイクルの推進には周辺自治体や事業者との連携が必須であり、具体的な処理方法についても検討していると回答した。廃棄物処理のコスト負担も課題であり、官民共同での取り組みが求められるという見解も示された。
さらに、武部議員は教育のICT化に関しても質問し、教育長の伴敦夫氏がICT機器活用の現状や健康への影響について説明した。彼は教員のICT機器活用能力の向上を図りつつ、対話を重視した教育活動の必要性を訴えた。
議会では加えて、ヤングケアラーに関する問題も取り上げられた。議員からは地域でのケアの必要性が強調され、教育長は子どもたちへの支援の強化を誓った。
最後に、地方自治体のデジタル化推進についての質問もあり、政策統括監の箭原智浩氏は、デジタル化の進展による業務効率化の成果や今後の計画について説明を行った。彼は、行政手続きのデジタル化を進め、働き方改革への貢献を強調した。
議会は活発な意見交換がされ、地域の発展に向けた提案や今後の方針について協議が尽くされた。