令和元年8月20日、東海村で臨時会が開催された。
出席した議員は全員で、会議は定足数に達していた。
会議は、大内則夫議長の進行のもと始まり、議事日程が報告された。
まず、会議録署名議員として村上孝議員、大名美恵子議員、河野健一議員の三名が指名された。
次に、本臨時会の会期が本日1日限りとすることに決定された。
議案上程において、村長の山田修氏が承認第5号を含む2件の議案の説明を行った。これには、庁舎議会棟内装改修工事にかかる補正予算が含まれる。
特に、今回は専決処分の承認を求める件についての質疑が行われ、大名美恵子議員は多目的トイレの改修の必要性について指摘した。これに対し、企画総務部長の箭原智浩氏は、「今後、計画的に改修を行っていく」との考えを示した。
また、議案第50号について質疑が続いた。阿部功志議員は、リース方式による高額な賃借料に疑問を呈し、詳細な根拠を求めた。これに対し、福祉部長の飯村透氏は、設備基準や過去の契約と比較しつつ回答したが、議員間で懸念の声もあがった。
江田五六議員も同様の懸念を表明し、特に「待機児童の解消が目的であれば、民間施設との兼ね合いに配慮する必要がある」と述べた。
討論では、議員からは慎重な審議と今後の方針への疑問が呈される中で、最終的に議案第50号は可決された。この結果、東海村の待機児童問題に対する具体的な対応が進むことが期待されている。
村長の山田修氏は、スタッフの確保やさらなる施策の有効性を重視し、地域のニーズに応じた施策展開を約束した。議会は今回は原案通り可決したが、今後の運用についても議論が続く見込みである。