令和5年7月6日、東海村議会は臨時会を開催した。
この会議では、国民健康保険事業特別会計補正予算に関する専決処分の承認と、2件の工事請負契約の締結が議題に上がった。
村長の山田 修氏は、議案の概要を説明し、今回の会議では専決処分の承認1件と工事請負契約の締結2件の計3件についての決定を求めた。この中には、東海南中学校校舎の長寿命化外装改修工事の契約も含まれる。
契約は電子入札による一般競争入札で決定され、東海南中学校の改修工事は3億580万円、図書館の空調設備改修工事は7865万円で落札された。これらの契約は、6月の定例会で提出されたが、名称等の誤りが判明したため、臨時会で再審議することになった。
村長は、「件の議案提出の過程での確認不足が原因であり、全庁的な確認体制の見直しと再発防止に努める。」と説明した。議会では、大名美恵子議員が国保税の収納を高める方法と県繰入金の情報収集について質問し、福祉部長の白石 幸洋氏は口座振替の勧奨強化を挙げた。
その後、議案に対する質疑が行われ、特に国保税の収納に関しての懸念や提案が続出した。質疑の中で、議員は「村民に厳しい印象を与えないよう対応すべき」との意見を述べた。議案は全て賛成多数で可決され、特に承認第8号は原案通りの承認が決まった。
再発防止策も議論され、契約事務のデータ管理を強化し、チェック体制を見直す必要性が強調された。議会は午前10時に開会し、全ての議事を終了した後、閉会を迎えた。本会議に出席した議員は16名であり、出席数は定足数に達していた。