令和5年5月23日、東海村議会臨時会が開かれ、重要な議案が審議された。
本臨時会では、寄附の受入れに関する議題や、令和4年度及び5年度の補正予算に関わる専決処分の承認が主な焦点となった。
まず、村長の山田修氏が行った行政報告では、寄附についての案内があった。株式会社伊藤鋳造鉄工所の代表取締役、伊藤幸司氏から神楽沢近隣公園へのバスケットゴール設置のための寄附が行われ、また東海ライオンズクラブ会長の高橋将司氏からは教育活動に活用するための書籍8冊が寄附された。
会議の重要な議題としては、専決処分の承認を求める26件が挙げられた。その中には、東海村の各税条例の改正や、一般会計および水道事業会計の補正予算が含まれている。特に、国民健康保険税条例の一部改正に関しては、議員からの質疑もあった。大名美恵子議員は、税賦課限度額の引き上げに反対の立場を表明し、国の責任を強調した。
さらに、令和5年度の一般会計補正予算(第2号)や、水道事業会計補正予算(第1号)が共に可決され、物価高騰による住民や事業者への支援策が盛り込まれることとなった。特に、一般会計補正審議においては、低所得世帯への支援策が具体的に示され、村民に対する配慮が拡充された。
本臨時会は、合計16名の議員が出席し、各議案は賛成多数で承認され、無事に閉会した。出席議員数により正式に成立したことが確認され、議事は順調に進行した。越智辰哉議長のもと、議題はすべて終了し、村民へのサービス向上を目指した取り組みが進められることが期待される。