令和2年第4回高萩市議会定例会が12月17日に開催され、多くの重要議案が審議された。
特に注目されたのは、議員報酬引下げに関する決議案である。提案者の岩倉幹良氏は、現在の高萩市の厳しい財政状況を指摘し、議員報酬の引下げによる財源を新型コロナウイルス対策や市民生活の支援に活用すべきと強調した。彼は、近年の予算編成が厳しい状況にあることにも触れ、市民の努力に感謝しながら市民生活を守るために取り組む必要があると述べた。
また、議案第67号として提出された使用料及び手数料の見直しについても審議された。全ての議員が賛成し、原案通り可決された。これにより、市民に対する各種サービスの利用料が再評価されることになり、効率的な財政運営が期待される。
介護保険条例の改正も含まれた議案第68号については、全員が起立し原案通り可決され、新たな施策の導入が予定されている。高萩市の高齢者支援体制の強化に向けた措置が進められることとなった。
さらに、国民健康保険税条例の改正や火災予防条例の改正についても、全員一致で原案が可決されるなど、議会としての機能がしっかりと発揮された。
また、議案第78号の令和2年度一般会計補正予算についても、ひとり親世帯臨時特別給付金の給付が1,106万円であることが報告された。市長の大部勝規氏は、歳入歳出予算の総額を165億4,383万8,000円とする補正を提案し、全員がこの提案を支持した。
閉会前に、議会改革特別委員会からの継続審査申出書も承認され、議会の今後の活動に向けた重要な議論が続けられる。議会は市民の期待に応えるべく、厳しい fiscal situation を乗り越えて、明るい未来へと進むことを再確認した。